もみじ組の卒園が近づいてきました。コロナ禍で中止していた高尾山登山ですが、今年は高尾山にみんなで登ることが難しくなり、様々検討を重ねた結果、葛西臨海水族園にバスに乗って行くことにしました。最後はみんなでいつもと違う楽しい体験をして卒園式に臨んでほしいと思っています。
今年度は、保育園でのバスの置き去り死亡事故や不適切保育が大きく報道されました。改めて自らの保育を振り返る機会となりましたが、その中でクローズアップされたのが保育士の配置基準の問題でした。0歳児3:1、1歳児5:1、2歳児6:1、3歳児15:1、4・5歳児は30:1です。30:1の基準は77年間変わることはありませんでした。
人への信頼関係を基礎にその子らしく自我を開花させ、発見したり、喜んだり、悲しんだり、こどもたちの日々の成長にしっかりと寄り添い、援助していく、それが保育の仕事です。保護者の就労保障のためにそこに預けられる子どもがかわいそうな子であってはいけないのです。7人の新聞記者さんたちが「子どもたちに せめて もう1人保育士を」という本を出しました。愛知県で保育園と保護者から始まった「子どもたちにもう1人保育士を」の運動と合わせて世論を動かそうとしているようです。保育園の数が増えた一方、少子化が進み、保育園の定員割れが出てきています。政府は「異次元の子育て支援」をすると言っています。今こそ、配置基準を見直してゆとりをもって一人ひとりのこどもたちと向き合う保育ができたらいいなと思っています。それは「保育の質」を高めることにもつながると思います。
園長 梅木弘子
2月3日は節分でした。今年ももみじ組のこどもたちが、柊鰯を作って飾ってくれました。どこに飾ったら園舎内に「鬼がはいってこないか」とこどもたちで話し合って、門から始まり、各クラスの入口全てに飾ってくれたのですが…鬼が今年は来てしまいました!鬼が来るかもしれない…と一応豆はもみじ組が幼児クラス分用意し、各クラスに配ってくれていたので、鬼を目の前にしても、「豆があるから大丈夫!」と泣く子はいません!一所懸命「おにはそと ふくはうち」と言いながら鬼に向かって豆を投げていました。鬼が門から出ていくのをきちんと確認し、豆まきが無事終わりました。今年も元気に過ごせそうです。
各クラスの様子はこちらからご覧になれます。