〈16人の「パワー!!」〉
もみじ組は保育園では最後の運動会。全力で頑張っていましたね。さくら組の頃、「もみじ組になったら太鼓できるの?」「はやくもみじになりたーい!」と言っていたのが、ついこの間のことのように思い出されます。
夏祭りで使った自分だけのバチを使って、様々なリズムにふれるところから始まり、やがて本物の太鼓を棚から登場させると、「おぉーー!!!」と目を輝かせていたこどもたちでした。しかし、はじめはやる気に満ち溢れていても、練習を続けると徐々に飽きてしまうことも。本番が近づく緊張を感じ、「今日は太鼓できないな~」という保育者の言葉に笑顔がみられたりする日もありました。それでも、“運動会で太鼓をやりたい”という意思は固く、その意思が全員で力を合わせて頑張ることの原動力になっていたようです。姿勢・リズム・見ること・聞くこと等、たくさんのことを意識すること、とてもパワーが要ったと思います。よく頑張りました。
縄跳びには、5月の末から取り組み始めました。前年度のもみじ組が“自分で編んだ”ということを聞いた直後から、「いつ作るの?」とやる気満々。一生懸命に編み終えて、「さぁ跳ぶぞ!」とすぐに挑戦していました。中には、なかなかうまくコツが掴めず、「んー、やっぱりお絵描きしよっと…」「もういい!やめる!」と部屋に戻ってしまう姿もしばしば…。でしたが、ホールで練習を続ける友だちが「10回跳べた!」「次、走り跳びやってみたい!」と楽しむ姿を目にし、「今日は僕もやる!」「ねぇ何回跳べるか数えてて!」と高め合うことで、日々楽しみながら取り組んでいました。本番では、みんな堂々と跳ぶことができていましたね。
リレーは、園庭や散歩先で何度も経験していたものの、運動会を意識し始めてからしばらく経つと、“遊び”というだけではないこだわりも生まれました。
・バトンを落とすと負けてしまうことが多い→「じゃあしっかり持とう!」
・どうやら○○くんは足が速い→「先に走ってもらおう!」「いや速い人は最後がいいらしいよ!」
と、友だちの得意なところに気がついたり、こどもたちなりに工夫する点を見つけたりして、何度も本気でたたかっていました。
他にも、お手伝い等もしてくれて大活躍だった もみじ組。玉入れでは保護者チームに圧勝したことを、運動会が終わった後もずっと誇らしく話しています。
勇気の黄色いリストバンド(お泊まり会より)に、全員で決めた“虹色”のTシャツで、気持ちをひとつに頑張ったこどもたち。何度も頑張ってみるという経験や、“友だちのいいところをみつける”という経験を、これからの生活でも深められるよう、見守っていきたいと思います。
もみじ組担任
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