保健室より

2025年度9月

こどもたちは日々成長! 靴のサイズを確認しましょう♪きゅうく(・)つ(・)な靴はく( ・)つ(・)う(苦痛)ですわ・・

正しい靴の選び方

  1. 甲の部分がマジックベルトで留められる…歩く度に、足は靴の中で前後します。この前後への滑りを防いでくれるのがマジックベルトや靴紐です。
  2. かかと周りがしっかりしている…足にかかる負担は「歩行時=体重の2倍」「走っているとき=3倍」「ジャンプ=6倍」と言われています。そんな重労働に耐えられるのは、力いっぱいかかと部分を押しても、形が歪まない、へこまない丈夫なものがおすすめです。
  3. 靴底が歩き方に合っている…0~2歳は歩行が不安定で横ブレしがちです。靴を置いたときに靴底がピタッと安定するもの。さらに足を支えるかかとから足首にかけての保護性、強度を最優先しましょう。3歳以降は、拇趾で地面を蹴り返す動作ができるようになり歩行が安定してきます。そのため、足をダイナミックに動かせることが重要です。靴を持って曲げたとき、つま先からかかとに向かい3分の1、関節の位置が楽に曲がり、クッション性のあるものを選びましょう。
  4. つま先に適度なゆとり…こどもの足は半年で約0.5㎝大きくなります。大き過ぎる靴を履くと、足が前滑りしてゆびや爪が靴先に押し込められたり、踏ん張れなかったりします。かかと重心、浮きゆびの原因になります。また、靴の中で足が前後左右に激しく動き歪みます。そのため早く型崩れし不経済です。

今履いてる靴はちょうど良い?

中敷きを出し、その上に立たせてみます。ゆび先に0.7~1cm余裕のある状態がちょうど良いサイズです。

 正しい履き方

  1. マジックベルトをゆるめ履き口を広く開ける。
  2. 足を靴の中に入れかかとトントン
  3. マジックベルトをしっかり引き寄せ、緩まないように留める。

2025年度8月

巷では、「百日咳が流行っている」というニュースが流れていますが、夜~明け方咳がひどい、咳が長引く、気管支拡張剤テープを貼っている、心当たりはありませんか?
気道の炎症が続いているかもしれません。

【 気道が炎症って? 】
傷痕がいつまでも残っている部位を想像してみてください。元の滑らかな皮膚には戻らない状態。気道でも同様の症状が起きます。慢性的な炎症を、きちんと治療しなければ「ヒューヒューゼイゼイとは言わない、普段の状態」でも「傷痕は残ったまま」です。そして、風邪などの感染症にかかり、炎症が増悪したときに、症状は悪化します。気管支拡張剤は気管支を広げ、呼吸が楽にはなります。しかし炎症を抑えることはできません。気道の炎症は「始まったな」と感じたら受診し、軽いうちから治療し始め、医師がOKを出すまで通い続けることが重要です。

2025年度8月

こどもは熱中症になりやすい

成長期は水分が多く必要で、水分の出入りが激しいです。
・体重1㎏当たりの不感蒸泄、皮膚呼吸から失われる水分が多いです。
・内臓や汗をかく機能が未熟です。
・身長も低く、地面からの
輻射熱の影響をもろに受けます。

プールでも熱中症?!

 特に水温が高い場合は通常のような体温調節ができず危険です。人間は汗をかき、水分を蒸発させることで体温を調節します。しかし、水中では汗をかきにくく、通常の体温調節が難しいです。特に水温が33~34℃以上に上がると、体温との温度差が小さくなるため熱を体から水中に逃がせず、その結果、熱が体内にこもり熱中症のリスクが高まります。また、水中では喉の渇きを自覚しにくく、脱水状態にもなりやすいです。

こんなときは室内で過ごします

環境省サイトにあるWBGT(暑さ指数)31℃、乾球温度35℃の場合、戸外遊び、水遊びは中止です。水温+気温 が65℃以上は、水遊びはしません。

熱中症が疑われたら?

涼しい場所で休ませ、身体を冷やし、 水分を摂らせます。経口補水液は水分の吸収率が高いです。スポーツドリンク含め清涼飲料水は、糖分が多過ぎて小腸からの吸水率が低くなります。自身で水分摂取できない程ぐったりしている場合は、救急車を要請します。

熱中症は予防できる

さくら組、もみじ組のこどもたちに「熱中症にならないためには・・」と話しました。
・風邪、熱が高い、嘔吐下痢などの体調不良、朝食を食べない、寝不足などは熱中症になりやすいです。
・水やお茶等、こまめに水分摂取しましょう。ジュースなどの甘い物を摂りすぎるのはNG.
(ペットボトル症候群って?!*6月号の給食だよりに掲載)

・通気性の良い服装で過ごしましょう。

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