参加者総勢360名余。
『こどもたちに楽しい思い出を』と始まった夕涼み会。
実行委員会を中心に準備を進めてきました。
当日もたくさんのお父さんお母さんのご協力で大成功でした。
お父さん劇団の「三枚のお札」の紙芝居も大好評でしたね。
大人たちにとっては、こどもの笑顔が何よりのパワーになりますよね。
昨年度父母の会からいただいた、わた菓子機もフル稼働でした。
お泊まり会の取り組みは、5月末から始まりました。
とはいえ、忙しい年長児の生活。お年寄りとの交流あり、夕涼み会の樽太鼓ありで、いくつもの行事と並行しての毎日。
話し合いだけでなく、野菜の皮むきを手伝ったり、クッキングでうどん作りも行うという忙しさでしたが、みんな楽しそうでした。
(もちろん、さみしいからやらない、という声もあり。)
7月に入り、夕涼み会では樽太鼓を見事披露しました。
そのあとのこと。
いつも、もみじ組のことを忍者や天狗が見守っていて、手紙をくれたことがあるらしい、と聞いたこどもたちが、
「どうして手紙をくれないんだろう、こんなに頑張っているのに」
と言いだしました。
「夕涼み会の太鼓だってがんばったよね」
こどもたちには、夕涼み会に向けて1ヶ月毎日、樽太鼓を一生懸命練習した、という自負があったのです。
自信になっていたんだな、と改めて感じました。
その時「だったら、こっちから手紙を出せばいいんだよ、頑張ってますって」
という声が。
自分たちが頑張っていることをつづった、忍者に宛てた、長い長い巻物を書くことにしたのです。
休み明け、忍者から届いた返事には、
「いつも 見ていたぞ」
と書かれていました。
「もみじ組は、頑張れば何でもできるのだ」
という言葉と共に、「お泊まり会で楽しむがよい」
と花火を贈ってくれたのです。
これで、こどもたちのテンションは一気に上がりました。
見ていてくれているんだ、頑張ったらほめてくれるんだ、ということを感じているようでした。
(もちろん、さみしいなんて言う子は、もういませんでした。)
年長児クラスでは、当日までの過程が大切だと考えています。
何をしたいのか、何を作るのか、誰がお金を払うのか、荷物を持つのは誰か、意見がぶつかったらどうすればまとまるのか。
そして、寂しい子がいたら、どうしてあげたらいいか。
話し合って、こどもたちの意見を柱にしてまとめていきます。
でも、こどもたちの取り組みと同じくらい大切なことは、
「どうしたら楽しめるか」
これを大人が忘れていたら、行事をやる意味はありません。
そこで、ちょこっと忍者に力を借りて、こどもたちの気持ちを高めていきました。
お泊まり会はもちろん大成功!
うどんはおいしかったし、花火も楽しみました。
頑張りを忍者にほめられ、力と勇気がわく“うでわ”をもらいました。
やっている途中から「またお泊まりしたい!」の声が出るほど。
保護者の方と対面した時の、こどもたちの笑顔や涙に、
「さみしいけれど、友だちと一緒だから頑張れた、頑張った」
という、こどもたちの気持ちを感じました。
このことが自信となり、この先につながるといいな、と思っています。
うさぎ組は、トマト、枝豆、スイカ、キューリを植えました。
ある日、キューリの葉っぱに何やら怪しいものが…。
興味津々。
「キューリ食べられちゃうんじゃない」
「ちょっと動いたよ」
…なんと、蛾が脱皮したところ…。ちょっとした騒ぎでした。
ちゅうりっぷ組のトマトは、やさしいトマトソースになりました。
鮭のパン粉焼きにかけて、おいしくいただきました。
さくら組のピーマンは、炒めものにしてみました。
普段は苦手な子も、どうやら一味違って感じたようで、ちょっと口に入れていましたよ。
「そろそろかな~」と思っていたスイカが、ある日のゲリラ豪雨で落ちてしまいました。
……残念。
枝豆は、塩茹でにして分け合って食べました。
ナスは、お泊り会の朝食のお味噌汁の具にしました。
砂場のぶどう棚が、たくさんの身をつけています。
ぶどう狩りができそうですよ。