正しい鼻のかみ方とは?
小さなお子さんは、鼻水や鼻づまりの状態が長引いてしまうと、中耳炎や副鼻腔炎(蓄膿症)に移行する可能性があります。お子さんが、お話ができるようになって、大人の動作の真似ができるようになったら、鼻をかむ練習を始めるといいでしょう。
<正しい鼻のかみ方>
Point1:片方の鼻を押さえ、片方ずつかむ。
Point2:鼻水を押し出すために、しっかり息を吸う。
Point3:ゆっくり少しずつかむ。強くかまない。
鼻をかむには、片鼻で息を吐きだせないとかむことができません。まずは片鼻から、息を吐きだす練習をしてみましょう。はじめは大人がお手本になって、一緒に練習してみるといいでしょう。
<鼻から息を吐きだしてみよう その①>
<鼻から息を吐きだしてみよう その②>
インフルエンザの流行期です。
今月はインフルエンザ情報をお届けします。
【 中野区 インフルエンザ任意予防接種 助成 】 中野区在住の生後6か月~中学3年生まで。
2025年1月31日まで。13歳未満の子は、期間中2回(1回につき2000円)助成されます。
【 ワクチンの種類 】助成は、どちらのワクチンも利用できます。
不活化ワクチン 経鼻弱毒性生ワクチン
年齢 6か月以上 2歳以上19歳未満
用法 皮下注射 鼻腔内に噴霧
接種回数 1シーズン、間隔をあけ2回接種が望ましい。 1シーズン1回。
接種の目的 重症化(人工呼吸器が必要なほどの呼吸不全、脳の障害など)を防ぐ
【 インフルエンザ症状 】寒気や急激な高熱と共に発症。同時に、筋肉痛や咳、鼻水などの上気道症状、嘔吐下痢などの消化器症状、頭痛など。発熱期間は5日前後。一度解熱してから再熱発することもある
【 感染しやすい期間 】
症状がある期間=発症前24時間から発病後3日程度。
登園のめやす=発症した後5日経過し、かつ、解熱後3日経過していること。
・必要書類=意見書(医師に書いてもらう)
気管支炎や喘息、咳や鼻水の多い子が増えています。これを放っておくと、生活や運動の制限が必要になったり、成長発達が遅れたりします。それだけではありません。このような呼吸器系の症状が続くと、ぽかんと口が開きっ放しになり、そこからいろんな弊害が起きます。
【 口ぽかん(口唇閉鎖不全)のチェック項目 】
口がぽかんと開いていることを「口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)」と言います。次のような症状がある場合、口唇閉鎖不全かもしれません。
・咀嚼に問題がある。・発音が気になる。
・舌が突出している。・口唇がしっかり閉じられない。
・食べる量や回数にムラがある。
・舌小帯(舌の裏にある筋)に異常がある。
・口呼吸である。
・2歳以降の指しゃぶり、唇を咬む、爪を咬む等の癖がある。
【 弊害 】口唇閉鎖不全を放置すると、免疫が低下し、感染症やアレルギー疾患にかかりやすくなります。また、次のような弊害も出てきます。
・下あごの前が梅干しのようにシワシワと盛り上がる。
・舌や口周囲の筋肉が発達せず、咀嚼、嚥下の能力が弱いまま成人になる。 ・歯周病になり、口臭が強くなる。
・歯並びが悪くなる。顔が歪む。… これは、寝相(うつ伏せ、横向き)や姿勢(頬杖)等も影響します。・虫歯になりやすくなる。
・いびき、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしやすい。
・舌足らずなど、聞き取りにくい発声になる。
呼吸器系の疾患は、症状に応じて、小児科や耳鼻咽喉科で治療を継続しましょう。次に、歯科受診し、舌や口のトレーニングが必要かどうかなどを確認してもらうと良いでしょう。
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